名古屋大学、筑波大学、かずさDNA研究所等の共同研究チームの論文がThe Plant Journalに掲載されました。

名古屋大学 野田口 理孝 特任教授、同大学 黒谷 賢一 特任准教授、筑波大学 三浦 謙治 教授、同大学 Ramadan助教授、かずさDNA研究所の白澤 健太 博士、磯部 祥子博士らの共同研究チームは、Nicotiana benthamianaのトランスクリプトームの包括的な解析プラットフォームを構築しました。

Nicotiana benthamiana は、植物生理学研究だけでなく、有用物質の生産プラットフォームとして使用され、また異なる植物との接ぎ木も可能なため、植物間の自己認識や傷の修復機構の研究対象として注目されています。本研究では、傷または接ぎ木、アグロインフィルトレーション処理したN. benthamianaの遺伝子発現プロファイルを取得し、アノテーションや配列相同性検索から Web ベースのデータ可視化まで、一連の解析を実行できるデータベースを構築しました。

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■著者 Ken-ichi Kurotani, Hideki Hirakawa, Kenta Shirasawa, Koya Tagiri, Moe Mori, Abedelaziz Ramadan, Yasunori Ichihashi, Takamasa Suzuki, Yasuhiro Tanizawa, Jiyuan An, Christopher Winefield, Peter M. Waterhouse, Kenji Miura, Yasukazu Nakamura, Sachiko Isobe and Michitaka Notaguchi

■タイトル “Establishing a comprehensive web-based analysis platform for Nicotiana benthamiana genome and transcriptome”
■雑誌 The Plant Journal
■DOI https://doi.org/10.1111/tpj.17178
■掲載日 2024年12月3日
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